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部門ゲノムセンター

更新日:

がんおよび難病におけるゲノム医療をチームで実践しています

今日、がんおよび難病領域においては、その診断・治療のためにゲノム医療が重要な位置を占めるようになりました。当センターは当院におけるゲノム医療を推進するために、医師・遺伝カウンセラー・看護師・薬剤師・臨床検査技師・医療事務といった多職種のスタッフが一体となりチーム医療を実践しています。                                                 

ゲノムセンター長
階堂 三砂子

対応疾患

遺伝性腫瘍 遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)を中心とした診療。
遺伝性難病 遺伝性神経難病の遺伝学的検査、遺伝カウンセリングを主に行っている。

特色・強み

ゲノムセンターは医師5名、看護師5名、臨床検査技師2名、薬剤師1名、医療事務2名、遺伝カウンセラー(非常勤)1名で構成された医療チームです。医師メンバーは遺伝診療科、乳腺内分泌外科、産婦人科、病理診断科、呼吸器内科の各専門医で構成され、がんゲノムセンターでは2名が日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医を取得し、1名が日本病理学会分子病理専門医の認定を受けています。さらにがん専門看護師、乳癌専門看護師、化学療法認定看護師を含むがんおよび神経難病看護の経験をつんだ看護師、がん専門薬剤師を擁し、がんおよび難病の専門職が団結してチーム医療を実践しています。

地域の医療関係者の方へ

当院は平成26年8月に「地域がん診療連携拠点病院」に、平成30年4月に「DPC特定機能病院」に、同年11月には「大阪府難病診療連携拠点病院」に指定されており、堺市二次医療圏を中心に南大阪における高度急性期医療を担う病院の一つとして、地域に必要な医療を継続的に提供することに取り組んでいます。
近年、悪性腫瘍をはじめとしたさまざまな領域の疾患に遺伝的素因が関係したり、遺伝的な体質によって治療法が異なったり、治療薬の効果が変わってくることがわかってきました。
遺伝学的検査により、①診断の確定、②治療法の選択・決定、③遺伝子治療をはじめとする新しい治療の適応や開発、④将来罹患する可能性がある疾患のリスクを回避するための手術をはじめとした予防的治療を検討することなどが、日常臨床レベルで実施されつつあります。
しかし、遺伝学的検査を実施することは、ご本人だけでなく血縁者の遺伝情報も明らかにする可能性や、ご本人も知りたくなかった遺伝情報などが明らかになる可能性があり、これまでの臨床検査とは明らかに意味合いが違います。ご本人、ご家族の病気や遺伝学的検査そのものがもたらす可能性のある影響について十分ご理解を得る必要があり、当該疾患主科の担当医や看護師だけではなく、臨床遺伝専門医や遺伝カウンセラーなどの専門家によるチーム医療が必要です。
ゲノムとは一生物の遺伝情報のすべてを指し、その情報を活用した診療をゲノム医療といいますが、特にがん診療の領域においてこのゲノム医療を推進するために、厚生労働省では12のがんゲノム中核拠点病院、33の拠点病院、180の連携病院を指定しています(令和3年4月1日現在)。一人でも多くのがん患者さんがゲノム医療を受けられる体制を整備するために、指定病院では質の高いゲノム医療推進に欠かせない遺伝学的検査を行うための体制整備が求められています。当院においても、令和元年9月より山村 順がんゲノムセンター長(乳腺・内分泌外科)を中心に遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の遺伝相談外来を開始してゲノム医療の実績を着実に蓄積し、令和2年1月には大阪府のがんゲノム医療中核拠点病院である大阪大学医学部附属病院の連携病院の指定を受け、がんパネル検査を保険診療で実施する体制を整えてまいりました、がんパネル検査は、がん関連遺伝子を網羅的に検索するもので、臓器ごとの化学療法ではなく、ゲノム情報に基づいてさまざまな領域のがんに効果がある(=臓器横断的な)抗がん剤の提供を目指して行われます。
また、当院は平成30年11月に大阪府難病診療連携拠点病院に指定され、難病医療にもさらに積極的に取り組もうとしています。指定難病は平成30年4月以降、333疾病まで拡充されていますが(令和元年7月1日時点)、遺伝性疾患が数多く含まれ、遺伝学的検査が必要になる場合も少なくありません。また、難病に対する遺伝子治療が徐々に現実のものとなりつつあり、難病治療にとって正確な診断が非常に重要になっています。
当センターは、先行して運用を開始したがんゲノム部門と難病部門を統合し、医師・遺伝カウンセラー・看護師・薬剤師・臨床検査技師・医療事務といった多職種のスタッフが一体となってゲノム医療を進めてまいります。

*対応疾患
・遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)
・家族性腫瘍が疑われる方
・指定難病を主とした遺伝性難病(希少疾患)
上記疾患の遺伝カウンセリング、遺伝学的検査を行います。

2020年度実績:
がんゲノムセンター(乳腺外科、産婦人科)で50件のBRCAnalysisを実施した。
がんパネル検査は4件実施し、大阪大学開催のエキスパートパネルに参加した。
看護師による「がんゲノム相談」ではがん患者さんやご家族38件に対し計71回の相談に対応した。内容は主にHBOCやがんパネル検査に関する相談であった。
難病ゲノムセンター(遺伝診療科)では29件で計51回の遺伝カウンセリングを実施した。

*施設認定
・がんゲノム医療連携病院
・全国遺伝子医療部門連絡会議維持機関会員施設

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