診療科緩和ケア科
更新日:この度、2018年10月より「緩和ケアセンター」と共に新たに当院に「緩和ケア科」を創設しました。
緩和ケアセンターでは緩和ケア外来・緩和ケアチーム・緊急緩和ケア病床を一体的に運営し、その中で緩和ケア科では主に緩和ケア外来と緊急緩和ケア病床を担当します。
緩和ケアとは、簡単に言うと「重い病を抱える患者さんやその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア」の事です。
病気の治療と平行する形で「診断時からの緩和ケア」を実践し、特に緩和ケア科では専門的緩和ケアを提供することが出来ます。(基本的緩和ケアは当院の全ての診療科で提供することが出来ます。)
特にがんについては、現在の日本では、二人に一人ががんになる時代です。従って、がんと診断されても、いかに上手に付き合っていくかが重要になってきます。がんに伴う様々な問題を一緒に解決出来るよう支援させて頂きます。
また地域の中核病院、がん診療連携拠点病院として、在宅医療やケアを担う医療従事者と連携して、安心して療養が行える環境を整えます。
緩和ケア科部長
山本 敏也
対応疾患
・がん患者さんの身体症状・精神症状の緩和および意思決定支援
・非がん患者さん(慢性心不全など)の緩和ケア
特色・強み
がんをはじめとする様々な疾患に対応し、病気に対する治療と平行して緩和的治療を行います。具体的には各種の薬剤や精神的支援、環境調整などです。
当院の様々な科はもちろんのこと、多職種からなる緩和ケアチームと連携して全人的な緩和ケアを提供します。
症状が急に悪くなった際には、緊急緩和ケア病床に入院することができます。症状が改善すれば、在宅医療やケアを担う医療従事者や近隣の緩和ケア病棟と調整を行い、安心して過ごせる環境を整えます。
実績
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
緩和ケア外来 | |||||
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受診患者数 | 47 | 41 | 51 | 58 | 68 |
受診患者延数 | 293 | 323 | 278 | 432 | 404 |
年間新規診療症例数 | 22 | 38 | 16 | 34 | 33 |
緊急緩和ケア病床 | |||||
利用人数 | 57 | 88 | 85 | 103 | 81 |
転帰 | 在宅:19% 緩和ケア病棟:21% 死亡:47% |
在宅:47% 緩和ケア病棟:28% 死亡:17% |
在宅:46% 緩和ケア病棟:21% 死亡:17% |
在宅:43% 緩和ケア病棟:18% 死亡:28% |
在宅:46% 緩和ケア病棟:25% 死亡:22% |