診療科救急・総合診療科
更新日:・内科系救急部門
各専門内科・集中治療科と協同で運営し、一次から三次救急までの幅広い内因性疾患を診ています。日本救急医学会救急科専門医と各内科専門医が、相互に補完・協力する形で適切な医療を提供できるシステムが構築されています。内科救急の責任担当者が24時間365日、内科重症コールをもっており、救急隊からの要請に対して迅速に受け入れる体制をとっています。また、緊急性の高いケースに関しては地域の連携医の先生方から内科重症コールに直接連絡をいただき、医師間で受け入れ調整を行うシステムとなっています。
日中は、上記所属部署所属の医師2名が初期研修医2~3名とともに、内科救急外来専任で救急車対応をしており、必要に応じて集中治療部勤務医師、各専門科医師と協力して診療にあたります。
・総合診療部門
高齢化社会に対応すべく、当院で全身麻酔による高侵襲の手術を行う高齢の患者さんに対して、CGA(高齢者総合的機能評価)外来を運用しています。フレイル、プレフレイル状態から適切な介入を行い、全身状態を改善することで、安全に医療を受けられる体制を整えています。
初診外来を総合内科とともに行っております。初期研修医に対して必須となった外来研修についても、総合内科、救急・総合診療科を中心に各専門内科スタッフの指導のもとで行っております。
救急・総合診療科部長
青栁 健一
特色・強み
・内科系救急部門
各専門内科合同のカンファレンスを開催し、診療能力の向上をはかっています。救急をテーマにしたものとして、各専門科からの救急初期対応レクチャー、救急症例検討会、救急カンファレンスを毎週開催しています。
初期研修医は、救急外来において修練を積むのと同時に、重症患者対応において必要なマンパワーとして機能しています。研修医の診療は、指導医の適切な指導・管理のもとで行われており、初期研修医単独の判断で最終決定が行われることはありません。
・総合診療部門
高齢者総合機能評価では、医学的疾患に限らず、家族・親族のサポート体制、介護保険の活用など保健・福祉分野まで含めて評価し介入しています。
実績
平成24年度 | 平成25年度 | 平成26年度 | |
総救急搬送患者数 | 7,054 | 6,834 | 8,055 |
救急総受診者数 | 16,706 | 15,816 | 17,152 |
内科系救急搬送数 | 4,023 | 3,563 | 4,597 |
内科系救急総受診者数 | 6,175 | 5,793 | 6,418 |
研究発表
令和元年度
開催日 | 学会等 | 演題 | 演者 |
12月7日 | 日本神経学会第115回近畿地方会,大阪 | 髄液proGRPのみ上昇した中枢神経系原発悪性リンパ腫(PNCSL)の一例 | 田中 彩・湯浅 義人・階堂 三砂子 中村 雄作・松本 昌泰・棟方 哲 柴野 賢 |