部門画像診断センター
更新日:より適切で安全な検査の実施、より精度の高い画像診断情報の提供をめざして
近年の画像診断機器の進歩は目覚ましく、画像情報の共有についての技術も高度化しています。医療の進歩の恩恵を十分に受けていただくために、放射線診断専門医、放射線科看護師、診療放射線技師、患者支援センター、情報システム課による組織横断的な体制を整えました。CTやMRIなどの検査を適切かつ安全に実施し、質の高い画像診断業務を遂行するとともに地域の先生方との間での画像情報のシームレスな運用をめざしています。
画像診断センター長
栗生 明博
対応疾患
疾患名 | 診療内容 |
---|---|
頭部から体幹、四肢に至るほぼ全ての疾患が対象です。 | 当施設は地域の中核病院であることから頭部、胸部、腹部、骨関節と特にいずれかの臓器に限定することなく、幅広い領域の画像診断を行っています。 |
特色・強み
他院で撮影された画像についてもCDでご提供いただければ、当施設のサーバに保存することで、当院で撮影された画像とほぼ同じように診療に使用することができる体制を整えています。また、レポーティング端末から内視鏡、エコー、病理、紹介状、電子カルテ内容を参照しやすい仕組みづくりをしており、多くの情報を参照しながら画像レポートを作成することを心がけています。
主な手術・検査・設備等
X線CT検査 GEヘルスケア社製 Revolution Apex Elite Optima CT 660
2024年1月に新しいの256列CTを導入しました。従来よりも大幅な被ばくの低減と画質向上を両立することができました。
CTはX線を用いて体の横断像(体の輪切り像)を撮影する装置で、短時間で負担なく検査を行うことができます。その他、造影剤を使用することにより、脳血管や心臓・大血管といった人体に重要な血管の描出にも優れており、様々な方向から観察や、三次元立体画像による、手術前のシミュレーションなどに大きく貢献しています。
MRI検査 PHILIPS社製 Ingenia 1.5T Omega Ingenia 1.5T CX DualGradient
MRIは体のいろいろな断面を撮影したり、造影剤を使わなくても血流の情報を得ることができます。放射線を使わないため放射線被ばくはありませんが、強い磁場や電磁波を使うので、検査を受けることができない場合があります。手術などで体内に金属などを入れられている方は、必ず、スタッフにお伝えください。
当院では1.5TのMRI装置が2台稼働しており、17時以降でも夜間MRI検査を実施しています。
実績
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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CT検査 | 38,558 | 35,188 | 30,463 | 30,463 | 34,383 |
MRI検査 | 9,702 | 9,031 | 9,097 | 9,097 | 10,426 |
地域の医療関係者の方へ
単純CT検査のみにつきましては、平日(月~金)の13時までに患者支援センターにご連絡の上、14時30分までに患者さんが当院に来院していただける場合は当日に検査を実施しています。
胸部CT検査ご依頼時は植込み型除細動器(ICD)の有無をご確認ください。
MRI検査ご依頼時は体内体表異物の有無のご確認をお願いします。
造影検査は、腎機能低下や気管支喘息の既往がある場合には、当院の外来を受診していただくこともございます。
検査ご依頼方法の詳細につきましては、患者支援センターにご相談ください。
地域の患者さんへ
画像診断については、外来診療を行っていないため、直接お目にかかることはありませんが、主にCTやMRI検査について撮影された画像から正確な診断を受けていただけるように、撮影方法を検討し、画像の解釈について担当医の先生にレポートを提供しています。症状によっては画像解釈が異なることがありますので、担当医の先生にしっかりと症状をお伝えするようにお願いします。