地域がん診療連携拠点病院
地域がん診療連携拠点病院とは
地域がん診療連携拠点病院とは、全国どこに住んでいても「質の高い医療」を受けられるようにするため、がん診療の均てん化(地域ごとのがん診療レベルの差をなくすこと)を目的とし、厚生労働大臣が都道府県の推薦を受けて指定した病院です。
地域がん診療連携拠点病院では、専門的な知識と技術を持つ医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー(社会福祉士)、放射線技師などが勤務しています。
手術、薬物療法、放射線治療の体制が一定の基準を満たしているだけでなく、がん相談支援センターが設置され、患者さんやご家族からのがんに関する相談への対応や、緩和ケアが提供できる体制も整えられています。
さらに、地域の医療機関との連携体制も整っており、病院職員への定期的な研修会の開催や、がんの患者さんに関するデータ管理(院内がん登録)の実施、セカンドオピニオンが提供できる体制も整えられています。
当院は、平成26年に地域がん診療連携拠点病院として指定され、地域のがん診療の中心的な役割を果たしてきました。
また、地域のがん治療水準の向上をめざし、地域のがん診療連携協力体制の構築にも取り組んでいます。