2024年9月3日
患者さん向け
医療関係者向け
地域の皆様向け
MRIフュージョン前立腺生検(MRI融合標的前立腺生検)を開始しました
ブラックボックス生検から標的生検へ
超音波画像診断装置Exact Vu(株式会社エダップテクノメド)を導入しました。従来法ではMRI画像を医師の頭の中でイメージしつつ、経直腸超音波検査を用いて前立腺針生検を実施していました。しかし、Exact Vuを用いることで、MRI画像を超音波診断装置内に取り込んで融合画像を構築することが可能となり、事前に撮影したMRIの画像と3D超音波検査データとを融合したデータとナビゲーションにより、“前立腺内のがんが疑われる部位”を確認しながら生検を行えます。 これにより、検査の精度が向上し、がんの見落としや再検査を減らすことが可能です。
Exact Vu未使用
1.MRIで病変を確認
2.MRIを参考に超音波画像診断装置で病変を特定し生検
Exact Vu 導入後
1.MRIで病変を確認
2.MRI画像を超音波画像診断装置にフュージョン
当科では従来の前立腺生検と同様に、MRIフュージョン生検を経直腸的に腰椎麻酔下で手術室にて行います。また、所要時間は30分程度で入院期間は1泊2日です。