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〒593-8304
堺市西区家原寺町1丁1番1号

外来受付のご案内

受付時間

8:15~11:00

休診日

土日祝・年末年始

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専門外来助産師外来

更新日:

満足のいく出産、そして自信をもって楽しく育児していただけるよう医師(産科・小児科)、助産師、看護師、ケースワーカー、地域保健師が連携し支援していきます。

助産師外来

助産師外来では医師と連携をとり、皆さまが安心して分娩や育児ができるよう支援していきます。

担当

病棟助産師(曜日担当制)

内容

妊婦健診、妊娠中の生活指導、入院・出産について

助産師外来スケジュール

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日常生活指導/おっぱいケア
  • 食事指導、禁煙指導
  • 母乳栄養について
  • 乳頭手当て法
  • 旅行
  • 歯科衛生
  • 酒・たばこ
  • 胎動
  • 不快症状(つわり、腰痛等)
  • 乳房の生理・下着
  • 必要時母乳外来の紹介
  • 妊娠糖尿スクリーニングの説明
  • 不快症状、3D/4Dエコーの紹介
  • 早産予防
  • 妊婦のシートベルト
  • 不快症状(腰痛等)
  • 入院・育児物品の説明
  • 早産のリスク
  • 不快症状(尿漏れ、腰痛等)
  • 胎動10カウント
  • 貧血指導
  • 入院生活について
  • 入院の時期
  • 運動のすすめ
  • 乳頭マッサージ法
分娩にむけて
  • 産前学級紹介
  • 産科医療補償制度の登録
 
  • 入院生活
  • 入院物品確認
  • 入院時期
バースプラン
  • 立ち会い出産の紹介
  • バースプラン配布・説明
  • バースプランの相談、確認
  • バースプランの確認
  • 立ち会い者への説明
  • 緊急連絡先確認
 

バースプラン

バースプランとは、自分が自分らしくお産できるようにどのようなことを望むのか、どんな出産や育児をしたいのかを考えてもらうことです。
ご家族で妊娠や出産・育児について考えるお手伝いをし、その出産プランをもとにサポートしていきます。

両親学級

妊娠中、希望される方を対象に両親学級を行っています。
妊娠・出産に対しての不安を減らし、グループワークなどを行うことでお友だち作りのきっかけになればと思っています。

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回数 日時 内容 費用
第1回
22週~27週頃
金曜日(第1週)
14:00~16:00
妊娠中の生活について 1,000円
(第1、2回分)
※助産師外来で申し込みください
第2回
30週~34週頃
土曜日(第2週)
14:00~16:00
お産について
第3回
産後学級※
金曜日
10:00~12:00
妊娠体操・呼吸法 500円
(当日お支払いいただきます)

※産後学級は、授乳の関係上ママと赤ちゃんのみの参加とし、その他のご家族は入室いただけません。

出産までの過ごし方

入院後は、お母さんや赤ちゃんの健康状態や分娩の進行状態を確認します。
陣痛室では、できる限りリラックスして過ごしていただけるよう努めています。陣痛促進のためにシャワー浴や歩行運動をしてもらうことがあります。陣痛室では家族の付き添いをしていただくことができます。

立ち会い出産

出産時にキーパーソンのどなたかお一人の立ち会いが可能です。妊娠から出産まで、喜びや苦しみを分かち合うことで、ご家族の絆がさらに深まるきっかけになればと思っています。

立ち会い出産時のお願い

  • 血液を目にした際に、気分が悪くなった経験がある方の立ち会いはご遠慮いただいています。
  • 生まれてくる赤ちゃんを感染から守るために、十分な手洗い・手指消毒をお願いします。
  • 分娩室ではカメラやビデオでの撮影はできません。(回復室では撮影することができます)
  • 帝王切開に変更になった場合や、母児の状態によっては立ち会いができないことがあります。

院内助産

院内助産とは、安全・安心を確保し、産婦さんが望む自分らしいお産ができるよう、助産師が中心となって支援させていただくことです。
具体的には、妊娠中から助産師との関わりを多く持ち、バースプランに基づいたお産ができるよう、産婦さんと相談しながら自然分娩に取り組んでいきます。出産の時は、自分の望むスタイルでのお産や、お子さんの立ち会い分娩(産婦さん以外の大人の立ち会いが必要)、マットでの分娩などアットホームな環境を提供し、助産師と一緒に分娩を行います。もちろん医師はいつでも駆けつけられる体制を整えております。

院内助産を希望していただいた後でも通常の医師立ち会い分娩に変更することも可能です。また、妊娠中や分娩中の状況により、院内助産での分娩から通常の医師管理分娩へ変更になる場合もあります。是非この機会に院内助産を体験してみませんか?
院内助産をお考えの方は助産師外来でご相談ください。

院内助産で分娩してくださった2名の方とそのご家族を紹介します。

Aさん一家

お姉ちゃん・お父さん・Aさんのお母さんに立ち会っていただきました。
分娩に立ち会ってくれたお姉ちゃんは分娩ごっこをしてくれているようです。写真はお姉ちゃんが妹を抱っこしてくれているところです。家族仲良くお姉ちゃんのお気に入りのパペットも一緒に記念撮影です。

Aさんの感想

分娩台での出産よりリラックスでき、病院なので何か異常があればすぐに医師に介入してもらえるという安心感がある中で、バースプランに合わせた自由な出産ができ院内助産は素晴らしいものでした。
家族で赤ちゃんを迎えることができ、とても幸せです。
“家族が一人増える”という大切な記念日を最高の形でサポートしていただいたことに心から感謝しています。

Bさん一家

お兄ちゃん2人とお父さん、Bさんのご両親もお兄ちゃん達の面倒を見るため一緒に立ち会っていただきました。
写真は横向きでお産をしている所です。小さいお兄ちゃんが、「お母さん頑張れ」と声をかけてくれています。
分娩後はご家族で過ごしていただきました。

Bさんの感想

“一人で出産”と思うことはなく、家族みんなと助産師さんとで出産ができ、本当に心強く安心して出産できました。とても親身になって色々進めてくださり産後も変わらず見守っていただけて本当に感謝でいっぱいです。

院内助産で、家族みんなの思い出に残るようなお産を体験してみませんか?スタッフ一同で、皆さんのお産をお手伝いさせていだだきます。

カンガルーケア

カンガルーケアとは、赤ちゃんの肌とお母さんの肌を密着して抱っこしていただくことです。カンガルーケアをすることで、赤ちゃんの呼吸が落ち着いたり、低体温や感染予防に効果があります。また、お母さんの温もりを感じることができ、赤ちゃんとともに穏やかな時間を過ごしていただきます。

※カンガルーケアでは、助産師もそばにいます。

帝王切開

当院では逆子、前置胎盤、前回帝王切開の方は帝王切開で出産となります。
手術の際は、助産師または看護師が手術室へ一緒に入室し、産まれた赤ちゃんのケアを行います。お母さんは手術室で赤ちゃんと面会していただくことができます。状態が落ちつけば、病室でカンガルーケアを行います。

入院中の予定

退院日は、経膣分娩の場合、経産婦さんは出産後5日目、初産婦さんは6日目、帝王切開の場合は7日目となります。
以下の表は経膣分娩の予定表(簡易版)です。

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出産当日 1日目 2日目 3日目 4日目 5・6・7日目
お母さん 2時間後までLDRで過ごします。 母児同室開始 血圧・体重測定・退院診察 退院
シャワー浴することができます
沐浴指導(個別で行います)
赤ちゃんとお母さんの退院後の生活について:月・木
14:30~15:00 ご家族の方1名同席していただけます。
赤ちゃん 出生後異常がなければ、LDRでカンガルーケアや授乳、家族面会が行えます。 乳児
健診
    ・小児科医師の健診
・先天代謝異常スクリーニング採血(5日目)
退院
体を拭きます 沐浴 体を拭きます 沐浴

母児同室

お母さんと赤ちゃんが24時間一緒に過ごす母児同室を行っています。

目的

赤ちゃんとの触れ合いを深めること、母乳栄養の推進、感染予防、退院後の育児準備

開始時期

経膣分娩→出産後翌日
帝王切開→手術後2~3日目

(希望があれば経膣分娩の方は出産当日から、帝王切開の方は手術後1日目から母児同室が開始できます)
※お母さんの体調によって、ベビー室で赤ちゃんをお預かりしています。

母乳栄養

ライフスタイルや、ご希望に合わせた母乳支援を行っています。母乳栄養推進のため、妊娠期から乳頭ケアを開始したり、産後の母乳外来を行っています。24時間利用できる授乳室もあり、夜間でも落ち着いて授乳していただくことができます。

面会について

お母さんの体力回復と赤ちゃんの感染予防のため、面会制限を行っています。
ご家族の方で、咳や発熱等がある場合は面会をご遠慮いただけますようご協力お願いします。
また、12歳以下のお子様やご友人の方は、窓越し面会をご利用ください。
面会時間は14:00~20:00です。

お母さんと赤ちゃんのための安全・防災対策

  • 病室周辺に防犯カメラを設置
  • 病室入口は電子錠を設置
  • レスキューママ(災害時の母児避難具)の常備

小児科との連携

必要時小児科医師が出産に立ち会い、出生後すぐに必要な処置を行います。また、小児科医師が生後4日目に乳児健診を行い、赤ちゃんの健康状態を診察します。

退院後のサポート

退院後、全ての方に産後2週間と4週間に健診があります。
赤ちゃんの身体の成長や発達とお母さんの身体と心の健康を診察させていただきます。そして、お母さんが楽しく育児できる方法を一緒に考えていきます。

電話訪問〈希望者:無料〉

入院2~3日後を目安に病棟の助産師が無料の電話相談を行っています。

母乳外来〈希望者:有料〉

助産師外来にて希望者の方を対象に予約制で行っています。
母乳相談、おっぱいチェックとマッサージ、赤ちゃんの体重測定、育児相談、卒乳相談などを行います。
他院で出産された方も気軽にご相談ください。
助産師外来で予約を承っています。平日の15:00~16:00の時間帯に産婦人科外来にご連絡ください。

1カ月健診(予約制)

お母さんの1カ月健診は、入院中の担当医師の産婦人科外来を受診していただきます。
赤ちゃんの1カ月健診は、予約制にて毎週火曜日の午後に小児科外来で実施しています。
希望者の方を対象に助産師による育児相談を行っています。

赤ちゃん Q&A

Q赤ちゃんの手足が冷たいです
赤ちゃんは手足などの外に出ている部分から熱を放散し体温を調節するため、手足が冷たくても心配はありません。
手足が冷たくて心配な時は、首をさわって冷たくなっていないか、熱が低くなっていないかを確認してあげてください。熱が下がっていたり、体の中心が冷たくなっている場合は掛け物を調整して様子をみてあげてください。
Qしゃっくりがよくでます
しゃっくりは、横隔膜が刺激を受けて収縮することで起こります。
授乳後おなかがいっぱいになった時に起こることが多いです。自然におさまることが多いのでしばらく様子をみてあげてください。月齢がすすむと横隔膜も発達してしゃっくりをする回数も減ってきます。
Qげっぷをしてくれません
げっぷはミルクを飲む時やよく泣く時に一緒に空気を飲み込むために起こります。
母乳は空気を飲むことが少なくげっぷをしないこともあります。何度も吐くことを繰り返す場合はしっかりとげっぷを出してあげた方が良いですが、そうでなければげっぷが出なくても心配はありません。念のため顔を横に向けて寝かせてあげてください。
Qよく吐きます
赤ちゃんの胃は縦長の形で、胃と食道の筋肉が十分に発達していないため、たくさん空気をのんでしまったり、飲んだものが逆流しやすく、吐くことはよくあります。吐く回数が多い場合はしっかりとげっぷを出してあげたり、右を下にして横向きに寝かせてあげてください。たくさんの量を勢いよく吐いたり、1日に何度も吐く場合はスタッフへ相談してください。
Q手足や体の皮膚が薄くめくれたり、かさかさしています
皮膚の落屑(らくせつ)という新生児の生理的な変化です。無理に皮をめくらずに自然に様子をみてあげてください。
Q頭にコブのようなものがある
産りゅうや頭血腫が考えられます。産りゅうは、赤ちゃんが産道を通る時に頭の先端が圧迫され、その部分の皮下にむくみができた状態です。2~3日以内に自然に吸収され治ります。頭血腫は産道を通る時に頭の骨の一部がこすられて、頭の骨の膜の一部がはがれて出血が起こったものです。2~3カ月で自然に吸収されていきます。
Qおでこやまぶたに赤いあざのようなものがあります
サーモンパッチと呼ばれる毛細血管が拡張したものと考えられます。赤いあざを押すと色が薄くなったり、泣くと色が濃くなったりするのが特徴です。生後1年以内に自然に消えることが多いです。
Q白目の部分が出血しています
産道を通る時に、頭や首が圧迫されて、血がにじみ出たために生じたものだと考えられます。1~2週間程度で自然に吸収され消えていくと思われます。
Qおしっこで濡れたオムツの一部分が赤くなっています
レンガ尿とよばれるもので、おしっこの中に含まれる成分がおむつに沈殿し着色したものと考えられます。色はうすい赤色(サーモンピンク色)をしていることが多いです。
Q白いおりものが出ています(女児)
一時的に起こる生理的なものです。生後2週間程度でなくなっていきます。
Q赤ちゃんのおしもから、イボのようなものが出ています(女児)
処女膜が部分的にむくみをきたしたものと考えられます。2~3週間で自然に小さくなることが多いです。
Qおしもから出血しています(女児)
膣からでているもので、傷ついている様子もなければ、新生児月経といわれるもので心配ありません。1週間程度でおさまることが多いです。拭いてつく程度の少量の出血であれば様子をみておいてください。

アドバンス助産師

当院にはアドバンス助産師がいます。
アドバンス助産師とは、日本助産実践能力推進協議会が創設、日本看護協会が開発した助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー/CLoCMiP)レベルⅢの水準に達していると認証された助産師をいいます。
また、継続的に自己啓発を行い、専門性を高め、妊産褥婦・新生児に対し、自律して安全で安心な助産ケアを提供します。
今後も積極的にアドバンス助産師の育成を進めてまいります。

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