当法人の健康増進に関する事業が厚生労働省に採択されました
この度、厚生労働省令和4年度老人保健健康増進等事業に、当法人が実施する「医療機関と産学官民との連携による複合的フレイル予防の試行に関する調査研究事業」が採択されました。
本プロジェクトは、企業(産)、教育機関(学)、堺市(官)、および地域住民(民)と病院・医療組織が連携協力のもと、堺市民の健康状態の維持(健康寿命の延伸)に向けた取り組みです。堺市民が自発的な行動変容を促す取り組みを支援するとともに、市民一人ひとりの生活行動をデータとして確認できる仕組みを構築し、経年的に効果を評価いたします。
事業概要
本事業は、当院(医療機関)が主体となり、堺市全体の取り組みとして企業(産)、教育機関(学)、堺市(官)、地域住民(民)と連携協力(病院・医療組織)のもと、フレイル予防への複合的なアプローチを実施し、その効果を検証するものです。
地域の高齢者に自発的な行動変容を促すため、以下の取り組みを実施します。また、アンケート調査及び身体データの定期的な測定の記録を、身体機能や認知機能の経時的な変化を主な対照としてデータ解析することにより、本事業のフレイル予防効果の評価および効果的なフレイル予防アプローチの検証を行い、地域一体となったフレイル予防の在り方を検討します。
本事業の具体的な役割は、医療機関が統括機関として役割を担い、主に事業PRを官、データ解析を学、デジタルデバイスの活用を産が担い連携して実施します。
取組み内容
- 取り組みの初年度は、基礎データとなる各種フレイルの調査(身体的、社会的、認知等)、身体データ測定および日常データ記録の把握(運動、食事、社会参加等)の実施
- 運動量等の自己認知を目的とした、事業参加者による日々の記録の実施及び活動継続支援のための医療専門職からの情報発信や記録に基づく定期的な支援の実施
- ピアサポートを目的とした定期的なイベントの開催及びデジタルデバイスの活用
- 地域全体の事業へのコミットメントを高めるため、事業実施前には事業説明会を、事業開始後には事業成果の報告会を開催し、活動成果等を地域住民向けにフィードバック