堺市立総合医療センター（院長：大里 浩樹）と関西大学人間健康学部（学部長：村川 治彦）は、包括連携協力に関する協定を令和4年3月9日（水）に締結しました。　
　本協定は、昨年4月に疾病予防管理センターを設置し、行政や関係機関とも連携しながら地域の健康増進に力を入れている当院と、堺市とも協定を締結し、健康と福祉やスポーツをはじめとした様々な分野で地域貢献活動を実施している関西大学人間健康学部が互いに支援・協力し、堺市域における健康増進及び健康寿命の延伸を推進することを目的としています。
　また、アフターコロナの時代を見据え、「健康学」分野における教育・研究・社会貢献活動や学生をはじめとした若年層の健康や疾病に対する意識の向上にも協働して取り組んでいきます。

１　協定締結日
令和4年３月9日（水）

２　連携・協力事項
○堺市域における健康増進及び健康寿命の延伸に資する活動に関すること
○健康寿命の延伸に向けた調査・研究に関すること
○「健康学」分野における教育・研究・社会貢献活動に関すること
○学生等に対する疾病予防等の啓発に関すること

３　実施事業
○新型コロナウイルス感染症対策プロジェクト（令和３年９月より先行実施）
　啓発動画の作成、学生及び大学関係者へのワクチン接種、接種後の副反応調査などを実施
○働く世代を対象とした生活習慣病予防事業（令和４年度に実施予定）
○高齢者を対象としたフレイル予防事業（令和4年度に実施予定）
○健康やがんをはじめとする疾病に関する正しい知識の普及・啓発活動（実施時期未定）

4　協定締結式の様子

（大里 浩樹：堺市立総合医療センター院長　コメント）
　当院は、地域に根差した自治体病院として、堺市民の健康維持･健康寿命の延伸を支援するため、行政および地域の医療関係者や団体と協力し、がんや生活習慣病などの予防･啓発、早期発見･早期治療に取り組んでいます。今回の協定締結を機に、双方が持つ特色や強みを生かしながら堺市民のために多くの取組みを進めていきたいと考えています。
（村川 治彦：関西大学人間健康学部長・研究科長　コメント）
　堺市立総合医療センターには、堺キャンパスでの新型コロナワクチン接種の際にも全面協力いただいており、今回の協定締結が、本学部の地域における「健康（health）」と「健幸（well-being）」に関する様々な取組みにおいて、さらなる発展のきっかけとなることを期待しています。