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新時代の手術へ - 手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ) Xi」導入。前立腺がん、腎がん治療に対応。

手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ) Xi」とは?

ロボット支援手術といっても、ロボットが独自に手術を行うわけではありません。“ロボット支援”という名の通り、ダビンチという手術用ロボットが腹腔鏡手術の支援をします。
内視鏡カメラとアームを患部に挿入し、執刀する医師はロボット操作用の台であるコンソール①から、3Dモニターを見ながら遠隔操作で装置を動かすと、その手の動きがロボット②に伝わり、手術器具が連動して患者さんに触れることなく手術を行います。
また、サポートする医師や看護師は、モニター③を見ながら手術を行います。

堺市立総合医療センター「da Vinci Xi」ダビンチ紹介動画を見る

ダビンチ手術のメリット

  • 手術中の出血量が少ない

    炭酸ガスでおなかを膨らませて、おなかの中に手術する空間を作ってから手術を行うため、通常の開腹術と比べて出血量が極めて少なく済みます。

  • 小さな傷口

    腹部に約1cmの小さな穴を6カ所あけ、アームを挿入して手術を行いますので、極めて小さな傷口で済みます。

  • 手術後の疼痛が軽減できる

    傷口が小さく、接触範囲も最小限で済む手術ですので、皮膚や筋肉を切開した痛みはほとんどありません。

  • 回復が早い

    傷口が小さいため、手術後の回復が早く、入院期間が短くなります。

  • 合併症リスクの大幅な回避

    手術後の痛みも少なく、手術の翌日には歩行可能で、すぐに動けるので血栓ができにくくなり、合併症のリスクを減らすことができます。

執刀医からのメッセージ

「直腸がんのロボット支援下手術」は平成30年4月より、「結腸がんのロボット支援下手術」は令和4年4月より、日本国内でも健康保険の適用対象となりました。

従前の直腸がんにおける腹腔鏡下手術は、長い鉗子を使って骨盤底の狭く・深いところで操作を行うため、剥離・切離などの操作に制限がありました。
『ダビンチ』を使用する直腸がん手術は、腹腔鏡をさらに進化させた「術野が立体的で広く、鮮明」な3D画像で、骨盤深部でも微細な血管や神経を明瞭に把握できるようになりました。また、『ダビンチ』の鉗子は「人の指先以上の動き」を可能にし、より繊細な操作ができるようになりました。
また、複雑に血管が走っているなかでリンパ節郭清が必要となる結腸がん手術でも、複数の細い血管を切り離す、繊細な処置が求められますが、『ダビンチ』を使用することで血管周囲への精密なアプローチが可能となりました。
今まで以上に、より「繊細」で「安全」な手術を提供できればと考えています。

[大腸肛門外科 部長]今里 光伸

お問合せ

ロボット支援手術を希望される方、詳細を知りたい方は
患者支援センターまでご連絡ください。

[地域連携センター]TEL.072-272-9900/FAX.0120-002-099

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