TEL 072-272-1199

FAX 072-272-9911

〒593-8304
堺市西区家原寺町1丁1番1号

外来受付のご案内

受付時間

8:15~11:00

休診日

土日祝・年末年始

メニューを閉じる

病院指標令和2年度

更新日:

令和2年度 堺市立総合医療センター病院指標

DPC(診断群分類別包括制度)とは

DPC(Diagnosis Procedure Combination)の略で、医師が決定した主病名に基づき、入院患者さんの一連の医療行為を、国が定めた1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。
DPC対象となる患者さんは保険適用患者で、一般病棟を入院された患者さんを対象としますので、自動車賠償責任保険や労災保険、自費等の患者さんは対象外です。

病院指標公開の目的

当院では、DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆さんへの情報公開を進めています。
この指標により、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。

集計方法について
  • 令和2年4月1日~令和3年3月31日までに当院を退院した患者さんを対象としています
  • 患者数または症例数が10未満の場合、当該数値並びに付随する項目については、個人が特定される可能性を考慮し「-(ハイフン)」で表示しています。
1.年齢階級別退院患者数

←表を左右にスクロールできます→

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 660 285 302 449 782 1,069 1,571 3,104 2,006 354

解説

年齢階級別患者数は、当院を退院した患者さんの年齢を10歳刻みで集計したものです。
当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さんを診療しています。中でも「地域がん診療連携拠点病院」として、がんの治療を積極的に行っていることから、60歳以上の患者さんの割合が多いことが分かります。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

総合内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 74 9.57 13.00 10.81% 75.81
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 39 12.44 20.51 46.15% 82.15
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 22 9.50 12.87 22.73% 73.68
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18 11.50 15.28 0.00% 72.56
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 13 11.31 10.76 30.77% 69.15

総合内科では、多様な症状を持つ患者さんの診療を担当し、専門分化した医療の弊害を避け、総合的に患者さんを診療することを目指します。詳細な病歴聴取、身体診察などを重視して、診断・治療に至るまでの考え方を大切にします。検査をやみくもに行うのではなく、必要なものを十分に検討して行います。
スタッフの専門的能力を活かし、他の専門科と良好なコミュニケーションを保ちながら、総合性と専門性のバランスがとれた診療を実践します。予てより感染症の診療と教育を重視しています。抗菌薬を適正に使用し、患者さんの命を脅かす耐性菌をできる限り出現させないよう努めています。

小児科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030270xxxxxxxx 上気道炎 76 5.22 4.85 3.95% 2.87
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 74 6.59 10.76 2.70% 2.28
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 5.90 6.46 4.00% 3.94
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 2.17 7.48 0.00% 8.17
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 29 5.79 6.47 0.00% 2.00

小児の急性疾患の治療を中心に診療をおこない、小児救急搬送を積極的に受け入れています。堺市内での小児の救急搬送の約半分を受け入れており、地域の小児医療に貢献していると自負しています。さらに、疾患にとらわれない幅広い診療と、成長と発達という小児の特性を最重視した診療を心がけています。

整形外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 56 14.18 16.10 8.93% 73.52
160760xx97xx0x 前腕の骨折 あり 定義副傷病なし 41 4.61 5.18 4.88% 60.56
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし 25 18.16 19.90 12.00% 69.20
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 23 16.78 20.40 8.70% 69.35
070350xx02xxxx 椎間板変性、ヘルニア 椎間板摘出術 後方摘出術 22 12.14 14.28 9.09% 58.18

外傷については、救命救急センターが隣接していますので、四肢体幹の重度外傷に対応しています。また、脊椎については、脊椎固定術の低侵襲化を目指しています。手の外科は、局所麻酔・伝達麻酔を用いた日帰り・短期入院手術を実施し、変形に対するコンピューターシミュレーションによる正確な矯正手術を行っております。
小児整形外科については、小児科と緊密に連携を取り、運動発達や運動機能障害の診察を行い、15歳未満のお子様は小児科病棟に入院していただき、小児科の医師とともに治療に当たらせていただいております。また、大阪母子医療センターとも緊密な連携を取っております。

形成外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 13 2.23 2.74 0.00% 69.92
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 5.08 5.28 0.00% 28.17
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 あり 手術・処置等2なし 11 2.00 3.07 0.00% 73.82
070570xx010xxx 瘢痕拘縮 瘢痕拘縮形成手術 手術・処置等1なし 11 16.18 5.77 0.00% 48.91
080005xx01x0xx 黒色腫 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 12.39 - -

形成外科は体表上の様々な疾患に対して、主に外科的なアプローチで治療を行う科です。
良性・悪性の皮膚腫瘍切除、皮膚・組織欠損に対する再建、外傷、傷痕の修正や傷に伴う変形や突っ張りの修正、先天的な体表上の奇形、眼瞼下垂や内反・静脈瘤といった加齢性の病変を主に専門として扱っております。

脳神経外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 16.03 15.64 20.00% 71.93
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 29 13.97 15.54 31.03% 74.14
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 11.52 12.04 16.00% 72.28
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 21.00 18.86 68.18% 71.00
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 17 4.24 3.04 0.00% 63.41

堺市内で本格的な脳神経外科診療、すなわち低侵襲手術、脳血管内手術、放射線、薬物療法、リハビリテーションなどを施行できる体制整備を進めてきました。標準的でありながら安全な脳神経外科専門医療を市民に提供することを責務と考えています。緊急手術、脳血管内治療は24時間施行可能であり、脳手術用顕微鏡(ハイビジョン)、手術用ナビゲーションシステム、血管内治療機器を導入しています。

呼吸器外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 62 12.05 10.83 0.00% 70.45
040200xx97x00x 気胸 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 13.83 16.50 0.00% 42.58
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 あり 手術・処置等21あり 定義副傷病なし - - 18.99 - -
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 3.39 - -
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 あり - - 8.40 - -

肺がんだけでなく気胸・肺気腫、膿胸・肺感染症、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫など、様々な呼吸器疾患のあらゆる病態に対応できるように、呼吸器内科、放射線科、病理診断科の各医師とカンファレンスを行い、診断や治療の方針と予想される結果を十分に吟味して、それぞれの患者さんに適した医療を提供するよう心がけています。特に肺がんに関しては、地域がん診療連携拠点病院として指定を受け、がん患者さんに必要な高度専門医療を提供しています。

心臓血管外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 17 18.94 19.98 0.00% 76.00
050163xx01x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等21あり 15 27.27 28.61 0.00% 71.07
050161xx9901xx 解離性大動脈瘤 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり - - 21.51 - -
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 17.53 - -
050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり - - 15.88 - -

これまで過大侵襲外科の代名詞であった心臓血管外科手術も、より高い手術後のQuality of lifeの向上を目指した心拍動下冠動脈バイパス術やステントグラフト内挿術といった低侵襲手術が登場し、その手術成績も更に向上し安定してきました。
また循環器内科との密接な連携や、三次救急を担当する救命救急センターの精鋭部隊の救急外科との密な連携を武器に、軽傷の症例から超重症疾患症例までの対応が可能です。また手術後は心臓リハビリテーションを積極的にすすめ、早期離床、早期退院、速やかな社会復帰を達成しています。

産婦人科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 102 3.37 4.44 0.00% 61.64
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 85 3.42 4.34 0.00% 60.95
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 67 5.06 6.16 0.00% 41.51
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 64 3.05 3.11 0.00% 41.22
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 48 6.29 6.10 0.00% 45.65

救急を含む産婦人科疾患全般に常時対応しています。また、かかりつけの医院・診療所との連携を密にとり、子宮がん検診や投薬などはできるだけかかりつけ医で受けていただき、効率的な治療を受けていただけるよう努力しております。
悪性腫瘍に関しては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんを中心に治療をおこなっています。 また、子宮頸部異形成(中等度まで)に対するレーザー治療(外来)や子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫に対する子宮鏡検査(外来)、子宮鏡下手術(入院)もおこなっています。

眼科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等片眼 204 2.04 2.76 0.98% 77.35
020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術 重症度等片眼 21 6.43 9.79 0.00% 71.05
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 6.49 - -
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 重症度等片眼 - - 5.79 - -
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 6.30 - -

白内障を中心に年間1,000件程度の手術を行っています。白内障は日帰り、一泊入院どちらも対応しています。他にも緑内障手術(MIGS、レクトミー)、外眼部疾患手術も行っています。
加齢黄斑変性に対する治療として抗VEGF抗体の硝子体内投与(アイリーア、ルセンティス)は年間約1,300件、ビスダイン併用療法は年間約60件行っています。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり 27 6.15 8.69 0.00% 21.30
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 あり 24 6.79 7.20 0.00% 54.04
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 23 6.87 6.71 0.00% 52.91
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 なし 22 4.91 5.63 0.00% 43.45
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 22 8.77 8.50 4.55% 54.91

充実した診療設備・手術関連機器を有し、安全で低侵襲な専門医療の提供を心がけています。部長は甲状腺・副甲状腺疾患の手術と気道・嚥下外科(声門閉鎖手術など)の手術が専門です。在宅や施設で療養中の患者さんで気管切開晩期合併症などでお困りのことがあれば積極的に対応しますので是非ご相談ください。スタッフには嗅覚やアレルギー、顔面神経の専門医がおりますので幅広く対応させていただきます。

脳神経内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 7.52 7.48 24.00% 57.32
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 なし 手術・処置等2なし 重症度等15歳以上 16 11.69 17.00 0.00% 58.44
010160xx99x00x パーキンソン病 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 13.23 18.20 23.08% 70.62
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 10.67 15.54 25.00% 73.83
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり - - 16.95 - -

脳神経内科には、難病、脳卒中、脳血管内治療、認知症、臨床遺伝などの専門家がそろっており、幅広く診療できる体制が整っています。大阪府に指定されている12の難病診療連携拠点病院の一つとして、また、堺市の神経難病基幹病院として、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症など神経難病の診断・治療導入を中心に診療を行っています。脳神経外科と協力しながら脳神経疾患センターとして、急性期脳卒中患者を受け入れ、特に超急性期脳梗塞に対してはtPA静注療法や血栓回収術等の積極的な治療も行っております。神経疾患や脳卒中の中には他の全身疾患と合併することも多くありますが、地域の拠点病院/救急病院として幅広い診療を行っている当院であれば、他の診療科と協同で診療を行うことが可能です。遺伝学的検査が必要な場合は当院で遺伝カウンセリングを行い、対応しています。

皮膚科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 33 9.52 9.12 0.00% 64.27
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 25 9.92 12.87 0.00% 62.52
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし 12 12.17 11.29 0.00% 62.67
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 11 3.45 7.71 0.00% 80.91
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし - - 4.06 - -

種々の良性悪性腫瘍に対し、ダーモスコピーや表在エコーによる補助診断や皮膚生検による病理組織診断を行います。悪性腫瘍は外科的治療、化学療法、放射線治療を適宜院内各科と連携して行います。(悪性黒色腫への免疫チェックポイント阻害薬などを含めた集学的治療も行っています。)生物学的製剤使用承認施設であり、乾癬・関節症性乾癬やアトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤治療が可能です。重症薬疹、水疱症などの重症例は入院の上でステロイドパルス療法や大量ガンマグロブリン療法などを行います。また、アレルギー検査としてパッチテスト、プリックテスト(アナフィラキシーの検査は入院必要)などを行います。

泌尿器科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 162 2.07 2.54 0.00% 69.49
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 66 10.85 9.96 1.52% 72.56
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 66 10.58 11.89 1.52% 69.88
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 58 6.48 7.13 1.72% 73.17
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 49 5.06 7.05 0.00% 72.65

泌尿器科は外科の一部ですから手術が中心です。前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんといった悪性疾患に対して、手術や化学療法、放射線治療などを行っています。「地域がん診療連携拠点病院」に指定されていることもあって、悪性腫瘍に対する手術が増えています。がん患者さんに、腹腔鏡による低侵襲手術やダビンチを用いたロボット支援手術といった医療の提供や救急医療にも対応しています。

呼吸器内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 170 3.28 3.39 1.18% 72.19
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし 111 9.92 20.51 54.96% 82.61
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 76 16.00 18.61 13.16% 73.53
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 なし 手術・処置等1あり 72 2.01 2.04 0.00% 56.58
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 65 10.28 9.42 3.08% 71.37

呼吸器内科は救急医療からがん診療まで幅広く行っております。救急医療に関しては呼吸不全を中心とした疾患を診療し、呼吸器内科と集中治療科で重症呼吸不全に人工呼吸器管理も含めて専門的加療を行っております。がん診療に関しては呼吸器外科、放射線治療科とも協力して治療にあたっております。がん治療に関して、診断は気管支内視鏡検査、CTガイド下生検、外科的肺生検を行っております。気管支内視鏡検査に関しては、患者さんに負担の少ないように施行するように努めており、治療に関しては、手術、放射線療法、薬物療法いずれも当院で施行しております。また、専門性を高めつつ総合病院の強みを活かし他科疾患に関しても連携しながら対応します。

循環器内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 150 12.36 17.23 20.67% 80.79
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 107 2.79 3.07 0.00% 68.59
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 106 3.44 4.44 0.00% 67.54
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 43 12.14 12.09 0.00% 69.88
050210xx97000x 徐脈性不整脈 あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 39 11.46 10.56 0.00% 82.05

急性心筋梗塞・狭心症・急性心不全等の救急疾患に対してはハートコール体制を(救急車からの電話に、担当医が直接対応する)とっており、365日循環器内科医が対応しています。
緊急冠動脈造影、緊急PCI(カテーテル治療)ができるような体制を組んでいます。CCU床、HCU床があり、重症患者にも対応可能です。緊急手術が必要な場合は近隣の心臓血管外科と連携をとり、速やかな対応を心がけています。
また不整脈に対しては必要に応じて電気生理学検査を行った上で治療方針を決定し、ペースメーカー植え込みも積極的に行っています。

腎代謝免疫内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 87 7.94 11.04 5.75% 55.30
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし 34 10.91 13.00 14.71% 72.94
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 20 13.10 14.01 15.00% 69.05
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 17.53 15.28 5.88% 68.94
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 なし 手術・処置等2なし 16 18.81 20.56 12.50% 64.50

現在、日本では成人の約8人に1人の方が、慢性腎臓病を有するといわれ、生活習慣病の1つだと考えられております。腎臓病の病気を把握し診断するには、血液検査や尿検査に加え、腎臓の細胞を採取する腎生検を行い、早期診断・早期治療に努めております。また、新たに透析治療が必要なった患者さんに対しては、専門の看護師や管理栄養士、薬剤師などの多・他職種と連携して、患者さんにとって適切な治療方法を一緒に検討させていただきます。また、手術や他の病気で入院を必要とされる透析患者さんには、各科との連携の上で診療を行っております。

救命救急科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 60 17.12 25.09 66.67% 77.93
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 57 2.46 3.81 28.07% 37.95
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 45 4.11 5.44 0.00% 34.24
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 40 6.78 8.18 25.00% 39.30
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 5.93 9.08 3.45% 62.93

堺市地域で唯一の救命救急センターとして、途切れない診療を行うため、救命救急科の医師が24時間専従しています。重症の外傷、循環器疾患、脳神経疾患、消化器疾患、急性中毒、その他ショック・循環不全など多様な疾患の受け入れを行っており、救命救急科だけでなく多数の専門診療科が協力して診療にあたっています。救命救急科は初期診療だけでなく外因性疾患や急性腹症の入院診療、さらには緊急手術も行っております。

血液内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x3xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等23あり 54 16.69 16.62 0.00% 67.59
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等24あり 29 20.41 11.14 0.00% 76.48
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等29あり 27 15.56 13.54 0.00% 70.33
130010xx97x2xx 急性白血病 あり 手術・処置等22あり 25 36.84 38.35 8.00% 63.44
130030xx99x0xx 非ホジキンリンパ腫 なし 手術・処置等2なし 25 8.80 9.65 16.00% 76.04

血液疾患には、治癒する病気もあれば、長期に亘る重い病気もあり、不治の病も存在します。病気を治癒させるのが第一の目標ではありますが、かなわない病気があるのも事実です。その場合は少しでも患者さんのQOL(生活の質(quality of life))の向上を図り、ADL(日常生活動作(activities of daily living)を改善していくことを目標とし、良質の治療を提供すると共に、心の安らぐ何でも相談のできる診療科を目指します。
最近は抗癌剤以外にも、各種の分子標的薬や疾患特異的抗体薬などが開発され、さらには免疫チェックポイント阻害剤などによる免疫療法薬も登場し、治療の選択肢も広がっています。

消化器内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 116 6.70 9.53 6.90% 76.59
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 65 6.40 8.11 0.00% 73.69
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 63 5.73 10.83 9.52% 73.21
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 なし 42 5.05 7.74 0.00% 69.52
060350xx99x00x 急性膵炎 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 6.92 10.78 2.70% 54.43

急性期病院の専門内科として消化器疾患全般の診療を幅広く行っております。地域の開業医の先生(かかりつけ医)や他病院との連携を密にし、地域の中核病院としての役割を果たすべく努力を続けております。従来から取り組んでおります消化器がんの診断・治療、消化管出血や黄疸・腹痛などの急を要する疾患に対する救急医療はもちろん、ピロリ菌除菌や胃がん・大腸がん検診など予防医療にも力をいれています。

胃食道外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 38 14.39 19.04 2.63% 71.21
060020xx99x0xx 胃の悪性腫瘍 なし 手術・処置等2なし 16 10.56 10.73 6.25% 69.38
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 12 15.92 9.31 0.00% 64.83
060010xx99x0xx 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) なし 手術・処置等2なし 10 5.40 10.97 0.00% 72.80
060020xx01xxxx 胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等 - - 23.06 - -

手術が必要な患者さんには、腹腔鏡手術や手術支援ロボット(da Vinci)を用いた手術など、患者さんの負担が少なくなる治療を積極的に取り入れています。
ガイドラインに基づく標準治療だけでなく、厚生労働省が助成するがん治療の臨床研究組織「JCOG胃がんグループ」のメンバーとして、「研究的治療」にも積極的に取り組んでおり、胃がん治療においては日本で先導的な役割を担っています。

肝胆膵外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 67 5.07 7.23 1.49% 61.67
060050xx02xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 31 10.19 15.58 0.00% 67.10
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 25 4.92 6.41 0.00% 61.12
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 19 8.53 10.70 0.00% 76.84
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 なし 手術・処置等2なし 14 10.00 9.76 7.14% 67.79

肝胆膵外科は主に肝臓、胆道および膵臓の3つの臓器に生じる病気を対象にしています。
日本肝胆膵外科学会 高度技能医修練施設認定を受けており、大阪府下で認定施設は17施設で、肝胆膵外科の中心的役割を担っています。
また、外来化学療法センターと放射線治療室も充実して完備されているため、たとえ手術不能の進行がんであっても個々の患者さんにあった、よりよい医療を受けることができます。

糖尿病内科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 57 9.47 14.60 0.00% 65.44
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 21 7.76 11.26 0.00% 63.43
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 9.29 13.33 7.14% 66.71
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 なし - - 13.00 - -
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり - - 13.57 - -

現在は医学の進歩に伴い様々な治療法が使用可能となったため、血糖のみならず血圧やコレステロールなどのコントロールがより達成しやすくなりました。その結果、きっちり治療を受けて療養を行った方では以前より合併症がでにくくなってきました。糖尿病外来では、近隣の医療機関・医院・クリニックと連携しつつ、スタッフによる栄養指導・療養指導・フットケア(足の手入れ)なども行っています。

大腸肛門外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 99 4.04 4.86 0.00% 69.31
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 75 14.12 16.19 1.33% 73.16
060040xx02000x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 30 11.33 15.31 0.00% 69.10
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 26 7.62 8.17 0.00% 71.38
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 なし 手術・処置等2なし 25 10.36 8.33 20.00% 73.76

2012年頃から腹腔鏡下手術の導入に取り組み、近年では、ほぼ9割の大腸がん症例に対して腹腔鏡下手術を施行できるようになりました。もちろん、大腸がんだけでなく、鼠径ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニアなどの疾患に対しても、積極的に腹腔鏡下手術を実施しています。
2018年8月から直腸がんに対して、ロボット支援下手術 -da Vinci Xi- (ダビンチ)を導入しました。ロボットによる手術は、繊細かつ複雑な手術操作を可能とし、低侵襲とされる腹腔鏡下手術に、安全性と根治性の向上を更に期待できる、手術術式です。

乳腺・内分泌外科

←表を左右にスクロールできます→

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 69 7.13 10.30 0.00% 65.72
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 62 4.73 6.02 0.00% 58.13
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 あり - - 4.13 - -
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 なし 手術・処置等2なし - - 9.58 - -
070041xx97x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.97 - -

今までは、患者さんは画一的な治療を受けることが多い傾向にありましたが、現在では、がんの個性を精査した上で、適切なガイドラインに裏打ちされた個別化治療が実践されています。乳腺・内分泌外科におきましても、ガイドラインに準拠した個別標準治療や乳がんに関連した遺伝子の診断と必要な治療(遺伝子パネルなど)など「画一化から個別化へ」をキーワードに診療にあたっています。

3.初発の5大がんのUICC病期分類別並びに再発患者数

←表を左右にスクロールできます→

初発 再発 病期分類基準(※) 版数
StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 84 17 16 24 10 10 1 8
大腸癌 36 79 58 50 21 38 1 8
乳癌 54 49 11 10 - - 1 8
肺癌 62 19 43 95 152 65 1 8
肝癌 - 11 - - 16 39 1 8
  • 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

解説

5大がん(胃・大腸・乳房・肺・肝臓)の病期(Stage)ごとの症例数を集計したものです。がんの症例数を調べることで、その病院がどの程度がんを積極的に治療をしているかを知ることができます。また、病期分類別にみることでその病院の診療の幅広さを知ることができます。
UICCが定めた腫瘍の病期分類があり、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それらを指標にがんの進行度と拡がりの程度を一度に表わすことができるように作られたのがStage分類です。
胃や乳房は、早期に発見され治療を受けている患者さんが多く、肺は進行してから発見される患者さんが多いのが特徴です。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。また、一連の治療期間中に新たな遠隔転移を認めた場合も含みます。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

←表を左右にスクロールできます→

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 16 14.94 57.19
中等症 68 12.01 74.78
重症 18 17.33 81.11
超重症 14 11.21 77.50
不明 - - -

解説

普段の生活の中で肺炎に罹患した15歳以上の患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院加療となる場合があります。
重症度が増すにつれ、平均年齢も上がり在院日数も延びる傾向にあります。

5.脳梗塞の患者数等

←表を左右にスクロールできます→

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 181 16.76 76.30 40.33%
その他 25 19.20 73.76 24.00%

解説

脳梗塞の病型別の症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。ICDとは、死因や疾病の国際的な統計基準として世界保健機関(WHO)によって公表された病名分類のことで、死因や疾病の統計などに関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されており、第10版のことをICD-10と言います。
脳血管疾患も死亡原因の上位に位置する疾患であり、脳梗塞の場合、早期に治療を行うことが効果的とされています。救急搬送される患者さんも多く、受け入れには救急体制の確保が必要となります。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

整形外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 57 1.89 12.04 12.28% 73.14
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 41 0.95 3.61 4.88% 59.24
K0462 骨折観血的手術(前腕) 33 1.06 5.64 3.03% 52.97
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 32 1.88 14.84 12.50% 68.59
K0461 骨折観血的手術(大腿) 27 1.70 12.04 25.93% 58.78

外傷については、救命救急センターが併設していますので、四肢体幹の重度外傷に対応しています。また、脊椎については、脊椎固定術の低侵襲化を目指しています。手の外科は、局所麻酔・伝達麻酔を用いた日帰り・短期入院手術を実施し、変形に対するコンピューターシミュレーションによる正確な矯正手術を行っております。小児整形外科については、小児科と緊密に連携を取り、運動発達や運動機能障害の診察を行い、15歳未満のお子様は小児科病棟に入院していただき、小児科の医師とともに治療に当たらせていただいております。また、大阪母子医療センターとも緊密な連携を取っております。

形成外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 11 0.09 1.00 0.00% 70.45
K016 動脈(皮)弁術 10 1.10 26.90 10.00% 75.70
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 10 0.00 1.00 0.00% 73.50
K0102 瘢痕拘縮形成手術(その他) - - - - -
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) - - - - -

形成外科は体表上の様々な疾患に対して、主に外科的なアプローチで治療を行う科です。
良性・悪性の皮膚腫瘍切除、皮膚・組織欠損に対する再建、外傷、傷痕の修正や傷に伴う変形や突っ張りの修正、先天的な体表上の奇形、眼瞼下垂や内反・静脈瘤といった加齢性の病変を主に専門として扱っております。

脳神経外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 41 0.39 10.44 19.51% 73.88
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 38 7.05 23.29 18.42% 61.66
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 14 3.71 24.50 28.57% 61.79
K1742 水頭症手術(シャント手術) 13 2.85 17.23 15.38% 52.38
K1781 脳血管内手術(1箇所) 12 1.00 29.50 41.67% 67.58

堺市内で本格的な脳神経外科診療、すなわち低侵襲手術、脳血管内手術、放射線、薬物療法、リハビリテーションなどを施行できる体制整備を進めてきました。標準的でありながら安全、確実な脳神経外科専門医療を市民に提供することを責務と考えています。緊急手術、脳血管内治療は24時間施行可能であり、脳手術用顕微鏡(ハイビジョン)、手術用ナビゲーションシステム、血管内治療機器を導入しています。

呼吸器外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 51 2.65 9.39 1.96% 70.04
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 12 5.42 7.42 0.00% 42.58
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 11 3.36 5.73 0.00% 70.91
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -

呼吸器外科ではこれまで、肺がんや縦隔腫瘍の患者さんに対して、身体への負担を小さくするために内視鏡手術を行なってきました。
そして2018年3月からは手術支援ロボット「ダビンチ」を使用した内視鏡手術を開始し、さらに複雑で精密な手術手技が可能となりました。当院のダビンチは「Xi」という型であり、すでに泌尿器手術で数多くの実績があります。
肺がんだけでなく気胸・肺気腫、膿胸・肺感染症、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫など、様々な呼吸器疾患のあらゆる病態に対応できるように、呼吸器内科、放射線科、病理診断科の各医師とカンファレンスを行って、診断や治療の方針と予想される結果を十分に吟味して、それぞれの患者さんに適した医療を提供するよう心がけています。特に肺がんに関しては、地域がん診療連携拠点病院として指定を受け、がん患者さんに必要な高度専門医療を提供しています。

心臓血管外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5603ニ 大動脈瘤切除術(上行・弓部同時)(その他) 21 4.10 26.10 19.05% 65.67
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 18 3.72 13.78 0.00% 76.61
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 10 8.60 10.60 0.00% 69.40
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) - - - - -
K5551 弁置換術(1弁) - - - - -

これまで過大侵襲外科の代名詞であった心臓血管外科手術も、より高い手術後のQuality of lifeの向上を目指した心拍動下冠動脈バイパス術やステントグラフト内挿術といった低侵襲手術が登場し、その手術成績も更に向上し安定してきました。
また循環器内科との密接な連携や、三次救急を担当する救命救急センターの精鋭部隊の救急外科との密な連携を武器に、軽傷の症例から超重症疾患症例までの対応が可能です。また手術後は心臓リハビリテーションを積極的にすすめ、早期離床、早期退院、速やかな社会復帰を達成しています。

産婦人科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 79 0.90 3.25 0.00% 40.86
K867 子宮頸部(腟部)切除術 60 1.00 1.03 0.00% 41.47
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 45 1.04 4.82 0.00% 46.51
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 26 1.38 6.65 0.00% 32.50
K879 子宮悪性腫瘍手術 25 1.72 10.20 0.00% 55.84

救急を含む産婦人科疾患全般に対応しています。また、かかりつけの医院・診療所との連携を密にとり、子宮がん検診や投薬などは、できるだけかかりつけ医で受けていただき、効率的な治療を受けていただけるよう努力しております。
悪性腫瘍に関しては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんを中心に治療をおこなっています。 また、子宮頸部異形成(中等度まで)に対するレーザー治療(外来)や子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫に対する子宮鏡検査(外来)、子宮鏡下手術(入院)もおこなっています。

眼科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 192 0.01 1.02 1.04% 77.26
K2683 緑内障手術(濾過手術) 22 0.05 5.32 0.00% 71.64
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -

白内障を中心に年間1,000件程度の手術を行っています。白内障は日帰り、一泊入院どちらも対応しています。他にも緑内障手術(MIGS、レクトミー)、外眼部疾患手術も行っています。
加齢黄斑変性に対する治療として抗VEGF抗体の硝子体内投与(アイリーア、ルセンティス)は年間約1,300件、ビスダイン併用療法は年間約60件行っています。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 46 1.00 4.30 0.00% 22.89
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 12 1.08 7.17 8.33% 55.33
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 11 1.00 4.18 0.00% 51.27
K403-23 嚥下機能手術(喉頭気管分離術) 11 1.18 13.45 27.27% 52.64
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 10 1.00 5.80 0.00% 51.90

充実した診療設備・手術関連機器を有し、安全で低侵襲な専門医療の提供を心がけています。部長は甲状腺・副甲状腺疾患の手術と気道・嚥下外科(声門閉鎖手術など)の手術が専門です。在宅や施設で療養中の患者さんで気管切開晩期合併症などでお困りのことがあれば積極的に対応しますので是非ご相談ください。スタッフには嗅覚やアレルギー、顔面神経の専門医がおりますので幅広く対応させていただきます。

皮膚科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 13 0.00 2.23 0.00% 80.46
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -

種々の良性悪性腫瘍に対し、ダーモスコピーや表在エコーによる補助診断や皮膚生検による病理組織診断を行います。悪性腫瘍は外科的治療、化学療法、放射線治療を適宜院内各科と連携して行います。(悪性黒色腫への免疫チェックポイント阻害薬などを含めた集学的治療も行っています。)生物学的製剤使用承認施設であり、乾癬・関節症性乾癬やアトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤治療が可能です。重症薬疹、水疱症などの重症例は入院の上でステロイドパルス療法や大量ガンマグロブリン療法などを行います。また、アレルギー検査としてパッチテスト、プリックテスト(アナフィラキシーの検査は入院必要)などを行います。

泌尿器科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 110 1.24 3.53 0.91% 73.12
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 66 1.00 8.58 1.52% 69.88
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 22 1.00 7.68 0.00% 62.18
K841-5 経尿道的前立腺核出術 22 1.00 5.64 0.00% 75.18
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 20 1.05 7.10 0.00% 71.80

泌尿器科は外科の一部ですから手術が中心です。前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんといった悪性疾患に対して、手術や化学療法、放射線治療などを行っています。「地域がん診療連携拠点病院」に指定されていることもあって、悪性腫瘍に対する手術が増えています。がん患者さんに、腹腔鏡による低侵襲手術やダビンチを用いたロボット支援手術といった医療の提供や救急医療にも対応しています。

呼吸器内科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 10 7.70 25.50 70.00% 73.90
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 - - - - -
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -

呼吸器内科は救急医療からがん診療まで幅広く行っております。救急医療に関しては呼吸不全を中心とした疾患を診療し、呼吸器内科と集中治療科で重症呼吸不全に人工呼吸器管理も含めて専門的加療を行っております。がん診療に関しては呼吸器外科、放射線治療科とも協力して治療にあたっております。がん治療に関して、診断は気管支内視鏡検査、CTガイド下生検、外科的肺生検を行っております。気管支内視鏡検査に関しては、患者さんに負担の少ないように施行するように努めており、治療に関しては、手術、放射線療法、薬物療法いずれも当院で施行しております。また、専門性を高めつつ総合病院の強みを活かし他科疾患に関しても連携しながら対応します。

循環器内科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 94 1.11 2.62 2.13% 67.51
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) 45 0.00 15.64 17.78% 70.82
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 38 0.05 6.84 0.00% 68.87
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 29 2.90 9.00 0.00% 80.14
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 21 0.95 4.29 9.52% 74.57

急性心筋梗塞・狭心症・急性心不全等の救急疾患に対してはハートコール体制を(救急車からの電話に、担当医が直接対応する)とっており、365日循環器内科医が対応しています。
緊急冠動脈造影、緊急PCI(カテーテル治療)ができるような体制を組んでいます。CCU床、HCU床があり、重症患者にも対応可能です。緊急手術が必要な場合は近隣の心臓血管外科と連携をとり、速やかな対応を心がけています。
また不整脈に対しては必要に応じて電気生理学検査を行い治療方針を決定し、ペースメーカー植え込みも積極的に行っています。

腎代謝免疫内科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 22 4.14 13.27 0.00% 65.14
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -

現在、日本では成人の約8人に1人の方が、慢性腎臓病を有するといわれ、生活習慣病の1つだと考えられております。腎臓病の病気を把握し診断するには、血液検査や尿検査に加え、腎臓の細胞を採取する腎生検を行い、早期診断・早期治療に努めております。また、新たに透析治療が必要なった患者さんに対しては、専門の看護師や管理栄養士、薬剤師などの多・他職種と連携して、患者さんにとって適切な治療方法を一緒に検討させていただきます。また、手術や他の病気で入院を必要とされる透析患者さんには、各科との連携の上で診療を行っております。

救命救急科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 53 2.02 14.11 67.92% 74.38
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 44 0.36 2.73 0.00% 33.32
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 23 1.83 5.48 4.35% 64.57
K0811 人工骨頭挿入術(股) 20 1.25 14.30 50.00% 79.35
K0462 骨折観血的手術(前腕) 18 2.67 15.17 38.89% 59.39

堺市地域で唯一の救命救急センターとして、途切れない診療を行うため、救命救急科の医師が24時間専従しています。
重症の外傷、循環器疾患、脳神経疾患、消化器疾患、急性中毒、その他ショック・循環不全など多様な疾患の受け入れを行っており、救命救急科だけでなく多数の専門診療科が協力して診療にあたっています。救命救急科は初期診療だけでなく外因性疾患や急性腹症の入院診療、さらには緊急手術も行っております。

消化器内科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K654 内視鏡的消化管止血術 77 0.18 5.44 10.39% 73.57
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 77 1.14 4.81 7.79% 75.42
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 66 1.11 4.26 0.00% 73.48
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 47 0.96 7.34 6.38% 77.79
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 43 1.12 3.60 0.00% 70.40

急性期病院の専門内科として消化器疾患全般の診療を幅広く行っております。地域の開業医の先生(かかりつけ医)や他病院との連携を密にし、地域の中核病院としての役割を果たすべく努力を続けております。従来から取り組んでおります消化器がんの診断・治療、消化管出血や黄疸・腹痛などの急を要する疾患に対する救急医療はもちろん、ピロリ菌除菌や胃がん・大腸がん検診など予防医療にも力をいれています。

胃食道外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 26 1.85 8.15 0.00% 71.42
K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術) 13 2.85 15.77 7.69% 73.15
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 10 3.00 21.30 0.00% 74.10
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K6572 胃全摘術(悪性腫瘍手術) - - - - -

手術が必要な患者さんには、腹腔鏡手術や手術支援ロボット(da Vinci)を用いた手術など、患者さんに負担が少なくなる治療を積極的に取り入れています。
ガイドラインに基づく標準治療だけでなく、厚生労働省が助成するがん治療の臨床研究組織「JCOG胃がんグループ」のメンバーとして、「研究的治療」にも積極的に取り組んでおり、胃がん治療においては日本で先導的な役割を担っています。

肝胆膵外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 1.23 3.65 1.00% 62.47
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 18 1.06 8.50 0.00% 74.67
K695-21イ 腹腔鏡下肝切除術(部分切除)(単回切除) 17 2.88 6.24 0.00% 66.71
K695-23 腹腔鏡下肝切除術(亜区域切除) - - - - -
K7031 膵頭部腫瘍切除術(膵頭十二指腸切除術) - - - - -

肝胆膵外科は主に肝臓、胆道および膵臓の3つの臓器に生じる病気を対象にしています。
日本肝胆膵外科学会 高度技能医修練施設認定を受けており、大阪府下で認定施設は17施設で、肝胆膵外科の中心的役割を担っています。
また、外来化学療法センターと放射線治療室も充実して完備されているため、たとえ手術不能の進行がんであっても個々の患者さんにあった、よりよい医療を受けることができます。

大腸肛門科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 75 3.05 10.08 1.33% 73.43
K6335 鼠径ヘルニア手術 61 0.77 2.08 0.00% 71.28
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 40 1.00 2.23 0.00% 65.22
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 27 3.04 15.30 7.41% 68.59
K740-21 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) 18 3.56 13.11 0.00% 69.33

2012年頃から腹腔鏡下手術の導入に取り組み、近年では、ほぼ9割の大腸がん症例に対して腹腔鏡下手術を施行できるようになりました。もちろん、大腸がんだけでなく、鼠径ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニアなどの疾患に対しても、積極的に腹腔鏡下手術を実施しています。
2018年8月から直腸がんに対して、ロボット支援下手術 -da Vinci Xi- (ダビンチ)を導入しました。ロボットによる手術は、繊細かつ複雑な手術操作を可能とし、低侵襲とされる腹腔鏡下手術に、安全性と根治性の向上を更に期待できる、手術術式です。

乳腺・内分泌外科

←表を左右にスクロールできます→

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 59 1.17 2.22 0.00% 58.85
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 40 1.35 4.18 0.00% 68.38
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 20 1.85 5.00 0.00% 61.95
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) - - - - -

今までは、患者さんは画一的な治療を受けることが多い傾向にありましたが、現在では、がんの個性を精査した上で、適切なガイドラインに裏打ちされた個別化治療が実践されています。乳腺・内分泌外科におきましても、ガイドラインに準拠した個別標準治療や乳がんに関連した遺伝子の診断と必要な治療(遺伝子パネルなど)など「画一化から個別化へ」をキーワードに診療にあたっています。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

←表を左右にスクロールできます→

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 43 0.39%
異なる 18 0.23%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.19%
異なる - -

解説

播種性血管内凝固、敗血症、真菌症、手術処置の合併症について発症率を集計したものです。医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして定義される感染症および合併症の発生率を示したものです。当然、発症率が低いほうが良いのですが、免疫力が低下しているときに合併して発症することが多いため、コントロールが困難な症例と言えます。
当院は救命救急センターを有し、播種性血管内凝固症候群や敗血症等、重症な症例の受け入れを行っており、「入院契機が同一」となっている症例は、全体のDPC退院患者の中でそのような症例の割合を表しています。また、もともと別の疾患で入院し、その後重症な合併症である敗血症を発症したため、そこに多くの医療資源を投入したという症例が「入院契機が異なる」となっています。

更新履歴

2021/09/22令和2年度 堺市立総合医療センター病院指標を公開しました。

検索