チーム医療緩和ケアチーム
更新日:緩和ケアチームでは患者さん及びご家族を対象に、心と身体の苦痛を和らげることを目標としています。
緩和ケアチームでは患者さん及びご家族を対象に、がんと診断された時点から治療と並行して、心と身体の苦痛を和らげ、(1)できる限り良好な日常生活の質を保つこと、(2)心身共に治療に対してしっかりと向き合えることを目標にしています。
緩和ケアチームへの依頼を希望される場合、主治医または担当看護師へその旨を伝えてください。また、主治医や看護師から患者さんやご家族へ、チームをご紹介することもあります。緩和ケアチームが関わっても、主治医・担当看護師の変更はありません。病気や病状の説明、治療方針の相談はこれまでどおり主治医が行います。
対応疾患
- がん・悪性腫瘍全般
がんの種類や病期に制限はなく診断を受けられたときから支援しています。非がん患者さん(慢性心不全など)の緩和ケアも行っています。
特色・強み
医師、認定看護師、病棟看護師、薬剤師、メディカルソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、管理栄養士、公認心理師/臨床心理士と多職種で構成され、様々な角度からサポートを行います。
各病棟にてラウンド・カンファレンスを実施し、病棟スタッフや主治医と患者さんの状態について話し合います。患者さん及びご家族から依頼があった場合にはチームメンバーが病室を訪問し、直接お話しを伺い、必要な支援を相談しています。
実績
平成19年度から活動を開始しています。
平成21年から医療従事者を対象とした緩和ケア研修会を毎年開催しています。
「緩和ケア研修会」とは、「がん対策基本法」(平成18年法律第98号)に基づく「がん対策推進基本計画」において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについて基本的な知識を習得する」ことが目標として掲げられ、研修会を修了された方には、厚生労働省健康局長及び研修会主催者の連名による修了証書及び日本医師会生涯教育制度の参加証(10単位)が交付されます。
施設認定
- 地域がん診療拠点連携拠点病院
学会・研究発表
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開催日 | 学会等 | 演題 |
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2022年2月18,19日 | 第36回日本がん看護学会学術大会 | A病院における「わたしのノート」を用いたアドバンス・ケアプランニングの実態調査 |
2021年11月7日 | 第21回大阪病院学会 | 小学6年生へのがんのおはなし-看護師による地域への出前授業の報告から- |
2021年9月18日 | 第28回日本がんチーム医療研究会 | がん化学療法患者のACPを目的とした緩和ケア外来の役割 |
2021年6月25日 | 第23回医療マネジメント学会 | 大阪府がん緩和地域連携パスにおける院内の体制づくりと今後の課題 |
2019年11月28日 | Cancer Pain Forum in South OSAKA 2019 | 「当院でのタペンタドールの使用実績」 |
2019年10月25日 | 看護協会堺支部講演会 | 高齢者の意思決定支援 |
2019年3月2日 | 関西大学・医師会・堺市連携シンポジウム | 終活としてのアドバンス・ケア・プランニング |
2018年11月11日 | 日本緩和医療学術大会関西支部大会 | 「ケミカルコーピングへの対処により疼痛制御できた直腸癌神経浸潤の1例」 癌と化学療法 Jpn J Cancer Chmother 45(13) : 2342-2344 投稿あり |
2018年11月11日 | 日本緩和医療学術大会関西支部大会 | 地域がん診療連携拠点病院でのがん分野専門認定看護師の活動報告 |
2018年9月22日 | 第23回関西がんチーム医療研究会 | 当院におけるアドバンス・ケア・プランニング 普及啓発の歩み |
2018年6月15日 | 第23回日本緩和医療学会学術大会 | フェンタニル速放製剤(舌下錠)の当院での使用経験 |
2017年6月23・24日 | 第22回日本緩和医療学会学術大会 | 中学3年生への「がんのおはなし」講話授業の報告 |