
看護局長ごあいさつ
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当センターは、堺区宿院、南安井町、そして西区家原寺町と、これまでに二度の移転を経て、2023年には創立100周年を迎えました。さらに、2025年7月で新病院移転から10年目の節目を迎えます。
当センターの理念は「全ての患者さんの権利と人格を尊重し、安心、安全で心の通う医療を提供します」です。「2025年問題」といわれた時を迎え、これから2040年に向け少子高齢化が一層進み、医療を取り巻く環境はますます厳しさを増すといわれています。堺市は、高齢化率、要介護認定率ともに大阪府下でも高い地域と言われており、患者さんが住み慣れた地域で自分らしく過ごしていけるよう、当センターの役割を踏まえた地域との連携が重要です。私たち看護師は、病院の理念に立ち戻り看護を提供し、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の普及・啓発にも積極的に取り組んでいます。患者さん一人ひとりがどの様な人生を送りたいと思っているのか、どの様な生活を望んでいるのか、そこには医療者と患者というだけでなく、ご家族の想い、ご家族への想いなど、全てに尊厳と権利の尊重が必要となります。看護師であるからこそ、患者さんの人生に入り込む責任の重さを感じています。
看護局の理念は、「優しさと科学する心で調和のとれたよりよい看護を提供します」です。“優しさ”は思いやりの心、“科学する心”は知性を示しています。どんなに看護実践力が向上しても、“優しさの心”がなければ患者さんにとっての良いケアは提供できません。新型コロナウイルス感染症パンデミックでは、医療環境が十分に整わない環境であっても、患者さんやご家族の想いを受け止め、看護師の手と“優しさと科学する心”をもって “今できる最善の看護”を看護職員一丸となって行ってきました。この経験は、私たちが大切にしている「看護理念」に立ち戻る貴重な経験でした。
これからも、看護局の理念である”優しさ”を大切にしながら、チーム医療を推進し、市民の方々から信頼される看護を提供していけるように努めてまいります。
看護局長 糟谷恵子
看護理念
やさしさと科学する心で、調和のとれたより良い看護を実践します。
患者さんやご家族はもちろん、地域から信頼される看護を提供します。
教育方針
社会が求める医療に対応できる豊かな人間性と、看護実践能力の高い、 自律した看護師を育成します。
- 看護実践能力 救急看護や高度な専門医療に対応した看護実践能力の向上を図る
- 倫理観と人権尊重 全ての人の生命、人格、尊厳を守ることを自身の行動の基本とする
- 教育と研究の実践 優れた専門職をめざして、自己研鑽に励むことができる教育環境を提供する
- 人間関係能力 社会性に富んだコミュニケーション能力を養う
- 組織人としてのマネジメント能力 組織へのコミットメントを高め、問題解決に向けて自律した行動を促す