化学療法センターでは、患者さんが仕事や家事など普段の社会生活とがん治療を両立できるように多職種によるチームで患者さんをフルサポートしています。

看護師・薬剤師・栄養士がサポートしています

がん化学療法看護認定看護師やがん専門薬剤師、管理栄養士等の資格を有する専門性の高いスタッフが対応しています。

副作用のモニタリング体制があります

診察前に看護師が問診を行い、副作用の確認や患者さん一人一人に応じた指導を行っています。また、がんを専門とする薬剤師が常駐しており、点滴抗がん剤・経口抗がん剤の治療開始前の薬剤説明から開始後の副作用状況に応じた対策など、継続的に関わっています。

相談できる体制があります

専門的な知識を持った看護師が、副作用などに関する電話相談を受けており、患者さんの不安の軽減、安全な治療の継続に努めています。また、症状日誌や質問票を用いて患者さんの身体や気持ちのつらさのスクリーニングを行っており、チームで連携して早期から苦痛の軽減にも積極的に取り組んでいます。より専門的で適切なケアを提供するために、各専門・認定看護師、緩和ケアセンター、がん相談支援センターなどとも連携し患者さんをサポートしています。

連携する体制があります

患者支援センターが、地域の医療機関との連携窓口として、地域で継続性のある適切な医療を受けられるようにサポートしています。また、薬剤師によりかかりつけの保険薬局と連携体制を構築しており、患者さんの治療継続をサポートしています。

曝露対策をおこない安全な治療を提供しています

センターには、安全キャビネット・無菌調製室体制のある薬剤科が併設されており、調製から投与まですべての薬剤で閉鎖式システムを用いて、抗がん剤の曝露対策をおこなっています。

当センターは、23床（リクライニングチェア16床+ベッド7床）、専用診察室5室、相談室1室、併設の薬剤調製室を有し、年間約8000件の薬物療法をおこなっています。専門資格を有する医師、看護師4～5名、薬剤師2～4名、管理栄養士等が、安全で質の高い治療提供と患者さんが安心して治療を受けられる体制づくりをおこなっています。