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臨床指標腫瘍

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腫瘍に関する指標

18歳以上の白血病患者に対する診断時のFCMによる表面抗原検査の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

成人の白血病の患者に対して、FCM(フローサイトメトリー)による表面抗原検査を実施し、適切な診断に基づいて、治療方針を検討していくことが重要です。

他院から紹介された患者さんでは、入院前に前医で既に検査が行われている場合があります。

悪性リンパ腫患者に対する病期診断のための骨髄検査の病理組織学的検討の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

悪性リンパ腫の診療において、病変の進展を正確に検討することは治療法の選択などに非常に重要な情報となります。この検査の一つとして骨髄検査があります。悪性リンパ腫の骨髄浸潤を判定するには骨髄検査による病理組織学的検討が重要となります。

他院から紹介された患者さんでは、入院前に前医で既に検査が行われている場合があります。

悪性リンパ腫患者および多発性骨髄腫患者に対する外来通院経静脈的化学療法の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

造血器悪性腫瘍の治療においては、化学療法が現在でも中心的な役割を果たしています。抗がん剤投与には種々の副作用が伴うため、患者さんはしばしば化学療法の導入に際して入院治療を受けることになります。しかし、悪性リンパ腫および多発性骨髄腫で用いられる経静脈的化学療法の多くは骨髄抑制(白血球・好中球減少による感染、血小板減少による出血傾向、赤血球減少による貧血等)が比較的軽度で、外来通院による治療が可能であると考えられています。治療は一定の薬剤の組み合わせを一定の間隔で繰り返し投与することにより行われるため、薬剤の初回投与が順調に施行できた場合、2回目以降の投与については、患者さんの生活の質(QOL)の維持、入院期間の短縮による医療費の節減の面からも、積極的に外来で行うことが望ましいと考えられます。

悪性リンパ腫および多発性骨髄腫の患者さんには高齢者や重篤な合併症を有する例も多く、安全面から外来での化学療法が行えないあるいは極めて困難な場合があるため、目標値は100%にはなりません。

肝がんに対するリピオドールを使用した肝動脈塞栓術(TAE)または肝動脈化学塞栓療法(TACE)の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

科学的根拠に基づく肝がん診療ガイドラインでは、TAEまたはTACEを施行する際のリピオドール混合を推奨しています。その理由の1つとして、化学療法のみではなくリピオドールを使用することで、その後のCT検査での小さな衛星結節、肝内転移巣が発見されやすくなるという理由をあげています。また、化学療法剤と混合することにより、化学療法のがんへの停留を促進するともいわれています。リピオドール混合による抗腫瘍効果および腫瘍における停滞により治療効果の追跡が画像的に容易になることから、肝細胞がん患者がTAEまたはTACEを受ける場合、リピオドールが混合されることが推奨されます。

胃がん患者に対する手術時の腹水細胞診の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

腹水細胞診により、腹水の中にがん細胞があるかどうかを調べることができます。これにより、胃がんがどの程度進行しているかを確認することができ、その状態に応じた治療を検討することに役立ちます。

胃がん手術患者に対する周術期の深部静脈血栓症予防の実施率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

胃がん手術患者は静脈血栓症のリスクが高く、適切な予防処置が有効であることから、定型手術を受ける胃がん患者には、低用量ヘパリンまたは低分子ヘパリン、間欠的空気圧迫法、弾性ストッキングのいずれかによる術後深部静脈血栓症予防を行うことが推奨されます。

結腸がんに対する腹腔鏡下手術の施行率(ステージⅠ)【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

腹腔鏡下手術の有用性として、開腹手術と比較し、入院期間の短縮、腸管運動の早期回復、術後の疼痛の軽減、患者への負担軽減等があげられています。ただし、腹腔鏡下手術には、開腹手術とは異なる手術技術の習得と局所解剖の理解が不可欠であり、自病院の体制や手術チームの習熟度に応じた適応基準を個々に決定することが求められています。本指標では、ステージⅠの患者を対象として把握を行っています。

結腸がんに対する腹腔鏡下手術の施行率(ステージⅡ)【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

腹腔鏡下手術の有用性として、開腹手術と比較し、入院期間の短縮、腸管運動の早期回復、術後の疼痛の軽減、患者への負担軽減等があげられています。ただし、腹腔鏡下手術には、開腹手術とは異なる手術技術の習得と局所解剖の理解が不可欠であり、自病院の体制や手術チームの習熟度に応じた適応基準を個々に決定することが求められています。本指標では、ステージⅡの患者を対象として把握を行っています。

乳がん患者に対するホルモン受容体あるいはHER-2の検索の実施率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

乳がん手術後の再発予防の補助療法として、ホルモン療法の選択肢があります。ホルモン療法による薬物療法においては、患者さんが女性ホルモン受容体であるエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体の両方、あるいはどちらかを持っている場合に効果が期待できます。このため、事前にホルモン療法に反応性が高いがん細胞であるかどうかの検査を施行することが求められます。また、浸潤性乳がんの予後予測や抗がん剤のトラスツズマブ使用を決定する際には、HER-2検査を行うことが求められます。

浸潤性乳がん(ステージⅠ)に対するセンチネルリンパ節生検の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

センチネルリンパ節(リンパ管に入ったがん細胞が最初にたどり着く腋の下にあるリンパ節のこと)を摘出して、このリンパ節にがんが転移していないかどうかを調べる検査のことをセンチネルリンパ節生検といいます。センチネルリンパ節生検は、脇の下のリンパ節への転移の有無をほぼ正確に診断できます。転移が認められない場合は、脇の下のリンパ節の切除を省略します。このリンパ節の切除を省略した場合の長期予後は、切除した場合と同等であることから、現時点での標準的治療として考えられています。また、リンパ節切除の省略は、切除した場合と比較して、合併症(上肢の運動障害や知覚異常、浮腫など)の出現を減らし、QOLの向上を図ることもできます。ただし、患者さんの状態によってはセンチネルリンパ節生検を行わない、あるいは行えない場合もあります。

肺がん手術後の平均在院日数【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

肺がん手術を実施し退院された患者さんの手術日から退院日までの平均日数を示しています。
開胸手術か胸腔鏡手術かによっても平均在院日数には差が出てきます。(開胸手術の場合は長い傾向になり、胸腔鏡手術の場合は短い傾向になります。)
また、術後の合併症の有無により在院日数が長くなるケースもあります。

肺がん手術患者に対する治療前の病理診断の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

治療開始前に組織もしくは細胞診断によって確定診断を行い、患者さんの状態・希望にあった治療法を検討することが重要になります。

臨床病期T1a、T1bの腎がん患者に対する腹腔鏡下手術の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

臨床病期T1およびT2の腎がんに対して、腹腔鏡下根治的腎摘除術は、近年の標準術式の一つになっています。従来の開腹術と比較した場合、手術成績(手術時間・出血量・合併症の頻度と種類)は変わらず、術後経過(食事/歩行開始までの期間・入院期間・鎮痛剤の使用量)は腹腔鏡手術の方が低侵襲となっています。ただし、腹腔鏡下手術には、開腹手術とは異なる手術技術の習得と局所解剖の理解が不可欠です。本指標では、臨床病期のT1a、T1bの腎がん患者に焦点を当て、腹腔鏡下手術の施行率を示しています。

子宮頚部上皮内がん患者に対する円錐切除術の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

子宮頚部を円錐状に切除して(ソフトクリームのカップのような感じ)診断や治療を行うものです。この手術は子宮頚部病変の広さや程度を正確に知るという診断的目的と、悪い部分を切除してしまうという治療的目的があります。そのため、円錐切除術による診断が子宮頚部病変の「確定診断」といえます。
今後の治療方針や予後予測に役立てるために、円錐切除術により摘除した組織片より、子宮頚部病変の確定診断を行うことが望ましいとされています。

良性卵巣腫瘍患者に対する腹腔鏡下手術の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

近年、良性卵巣腫瘍に対しての内視鏡手術のニーズは増えています。このため、本指標は治療法の選択肢の一つとして、病院で対応できているかどうかの評価になります。ただし、腹腔鏡下手術には、開腹手術とは異なる手術技術の習得と局所解剖の理解が不可欠となります。

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