診療科産婦人科
更新日:地域密着型の診療で女性の健康を守っていきます
女性のライフスタイルに寄り添った産婦人科診療を提供しています。
●産科
小児科医、助産師、看護師と協力し、妊婦さんに寄り添った診療を行っています。助産師外来を併設し、きめ細かな妊婦指導を行っています。産後ケアにも力を入れており、希望される方は休息のための入院(レスパイト入院)もしていただけます。
●婦人科
悪性腫瘍を含むすべての婦人科疾患に対応しています。腹腔鏡や子宮鏡、ダヴィンチを用いた低侵襲手術を積極的に行っています。
●救急
子宮外妊娠や卵巣腫瘍茎捻転など緊急手術が必要となる救急疾患に対して、常時対応しています。
産婦人科部長
太田 行信
対応疾患
産婦人科全般に対し、広く対応しています。悪性腫瘍に関しては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの婦人科がんの全てを対象に治療を行っています。
子宮頸部異形成、コンジローマに対してはレーザー治療(外来)も行っています。また、子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫に対する子宮鏡検査(外来)、子宮鏡下手術(入院)を行っています。一度、ご相談ください。
ただし、不妊治療(体外受精などの生殖医療)は行っておりません。
特色・強み
子宮頸がん予防ワクチン定期接種や接種機会を逃した女性への無料キャッチアップ接種に対応しています。お気軽にご相談ください。
子宮体癌初期症例および子宮筋腫に対し、積極的に低侵襲手術であるロボット支援下手術(ダヴィンチ手術)を行っています。
実績
2019年度 | |
(産科) | |
分娩件数 | 329 |
うち帝王切開 | 58 |
うち予定帝王切開 | 35 |
うち緊急帝王切開 | 23 |
帝王切開率 | 17.6% |
(婦人科) | |
子宮筋腫 | 71 |
卵巣腫瘍(良性) | 123 |
卵巣腫瘍(悪性) | 22 |
子宮頸がん | 13 |
子宮体がん | 25 |
子宮脱 | 7 |
異所性妊娠 | 26 |
円錐切除術 | 83 |
施設認定
・母体保護法指定医研修機関
・日本産科婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設
・日本婦人科腫瘍学会指定修練施設
・日本産科婦人科内視鏡学会修練施設
原著、総説、著書
年 | 題名 | 著者 | 著書・誌名 |
2019 | ベバシズマブによる長期維持療法が有効であった進行卵巣癌の1例 | 加藤 真由子・李 紘一郎 石井 沙希・織田 舞 角田 守・竹田 満寿美 兪 史夏・横山 拓平 福井 温 ・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 | 堺市立総合医療センター医学雑誌 |
2019 | パクリタキセル・カルボプラチン・ベバシズマブによる化学療法が奏功した原発不明の扁平上皮癌の1症例 | 李 紘一郎・角田 守・加藤 真由子 石井 沙季・織田 舞・兪史夏 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲 ・山本 敏也 | 堺市立総合医療センター医学雑誌 |
地域の医療関係者の方へ
当科では、かかりつけ医院・診療所との連携を密にとり、効率的な治療を受けていただけるよう努力しております。緊急手術が必要な場合でも常時対応可能です。分娩、手術についても、まだまだ許容力がございます。産婦人科疾患、症状でお困りの際は、ぜひご紹介よろしくお願い申し上げます。
研究発表
令和元年度
開催日 | 学会等 | 演題 | 演者 |
4月11日-4月14日 | 第71回日本産科婦人科学会 | 子宮体部脱分極癌の1例 | 兪 史夏・石井 沙季・織田 舞 梅田 杏奈・角田 守・竹田 満寿美 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 |
4月11日-4月14日 | 第71回日本産科婦人科学会 | 気胸を契機に診断された低異型度子宮内膜間質肉腫の1例 | 西本 真由子 三武 普・石井 沙季 織田 舞・角田 守・竹田 満寿美 兪 史夏・横山 拓平・福井 温 宮西 加寿也・棟方 哲・山本 敏也 |
4月11日-4月14日 | 第71回日本産科婦人科学会 | 卵巣癌高齢者患者に対する化学療法の副作用および予後に関する若年者患者との比較検討 | 角田 守・石井 沙季・ 織田 舞・梅田 杏奈・竹田 満寿美・兪 史夏 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 山本 敏也 |
4月11日-4月14日 | 第71回日本産科婦人科学会 | 若年発生した卵巣原発低異型度子宮内膜間質肉腫の1例 | 石井 沙季・竹田 満寿美・織田 舞 梅田 杏奈・角田 守・兪 史夏 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 |
4月11日-4月14日 | 第71回日本産科婦人科学会 | 治療中に眼窩内転移を認めた子宮頸部扁平上皮癌の一例 | 織田 舞・角田 守・石井 沙季 梅田 杏奈・竹田 満寿美・兪 史夏 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 |
6月7日-6月9日 | 第60回日本臨床細胞学会総会(春季大会) | LBC検体を用いた子宮内膜細胞診精度向上のための免疫染色・遺伝子解析の応用 | 棟方 哲・佐々木 伸也・高瀬 未穂 山内 里紗・鈴木 雄策・茂山 かおり 岡村 友香里・伊東 良太・山本 敏也 |
6月15日-6月16日 | 第140回近畿産科婦人科学会 | 当院における早期子宮体癌に対するロボット支援下腹腔鏡下子宮体癌根治術の導入 | 角田 守・石井 沙季・織田 舞 梅田 杏奈・竹田 満寿美・兪 史夏 横山 拓平・福井 温 宮西 加寿也・棟方 哲・山本 敏也 |
7月4日-7月6日 | 第61回日本婦人科腫瘍学 | 卵巣漿液粘液性腫瘍(seromucinous tumor)における免疫組織・遺伝子学的検討 | 棟方 哲・山本 敏也 |
7月4日-7月6日 | 第61回日本婦人科腫瘍学 | セルブロックによる胸水細胞の検索にて確定診断されたIVA期Dysgerminomaの1例 | 織田 舞・兪 史夏・石井 沙季 角田 守・梅田 杏奈・竹田 満寿美 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 |
7月4日-7月6日 | 第61回日本婦人科腫瘍学 | 茎捻転を契機に診断された卵巣混合型胚細胞腫瘍の1例 | 石井 沙季・角田 守・織田 舞 梅田 杏奈・竹田 満寿美・兪 史夏 横山 拓平・福井 温・宮西 加寿也 棟方 哲・山本 敏也 |
10月10日-10月12日 | The 6th Biniel Meeting of Asian Society of Gynecologic Oncology | A case of ovarian mixed germ cell tumor with torsion | Saki Ishii・Mai Orita・Mamoru Kakuda Anna Umeda・MasumiTakeda Saha Yoo・Takuhei Yokoyama On Fukui・Kazuya Miyanishi Satoru Munakata・Toshiya Yamamoto |
10月10日-10月12日 | The 6th Biniel Meeting of Asian Society of Gynecologic Oncology | A case of squamous cell carcinoma of unknown primary site | Koichiro Lee・Mamoru Kakuda Mayuko Kato・Saki Ishii・Mai Orita Saha Yoo・Takuhei Yokoyama On Fukui・ Kazuya Miyanishi Satoru Munakata・Toshiya Yamamoto |
11月10日-11月14日 | The 6th Biniel Meeting of Asian Society of GynThe 26th Asisa and Oceania Federation of Obstetrics and Gynecology Congress ecologic Oncology | A case of primary retroperitoneal low-grade ESS with a metastatic pulmonary lesion | Mayuko Kato・Takuhei Yokoyama Koichiro Lee・Saki Ishii Mai Orita・Mamoru Kakuda Masumi Takeda・Saha Yoo・On Fukui Kazuya Miyanishi・ Satoru MunakataToshiya Yamamoto |
11月10日-11月14日 | The 6th Biniel Meeting of Asian Society of GynThe 26th Asisa and Oceania Federation of Obstetrics and Gynecology Congress ecologic Oncology | A case of the orbital metastasis from the uterine cervical cancer | Mai Orita・Mamoru Kakuda Koichiro Lee・Saki Ishii・Masumi Takeda・Saha Yoo・Takuhei Yokoyama On Fukui・Kazuya Miyanishi Satoru Munakata・Toshiya Yamamoto |
9月21日 | 第32回近畿内視鏡外科研究会 | 症例の限られた施設における内視鏡外科手術教育での取り組み | 角田 守 |
9月21日 | 第32回近畿内視鏡外科研究会 | 右卵巣と後腹膜に成熟嚢胞性奇形腫を認め、腹腔鏡下に同時外科的手術を行った一例 | 織田 舞 |